同居人はNo.1ホストー3ー完
婚約者からの指名
尚希side
あの日、捺海の本心を聞いてから俺達の仲は今まで以上に深くなった。
おかげて、俺達は喧嘩しながらも毎日ラブラブ。
そして、捺海以外の女を抱かないと宣言してから……
その現状は、俺の予想通りの展開になった。
それは、2日前のことをさかのぼるー……
(あー……落ち着かねぇ!!
結果が、待ちきれねぇーよ。)
そう叫んで、ソワソワさせる徹夜。
この日、俺達は客達を帰らせてホストメンバーが集まった。
今日は、俺達ホストにとって運命が変わる重大な日。
そう……売り上げ発表だ。
周りにいる新人ホストや長年のホスト達の表情は、みな同じ。
不安な表情と緊張している表情。
けど、俺は違う。
だって……この俺様が、No.1を降りるわけがない。
そう思っている俺は、皮のソファーに座り足を組んでいる。
するとー……
(じゃあ、今月の売り上げを発表する。)
オーナーが、そう言うと騒がしかった空気は、なくなり重く……緊張感が溢れた雰囲気になった。
(まず、下から発表するからなー
最下位はー………………)
オーナーの出す言葉に、愕然とする者……
悔しがる者…………
呼ばれていくこどに、ホストメンバーは色々な表情を見せる。