同居人はNo.1ホストー3ー完
本当は、ずっとアイツといたい。
これからも先……
アイツと一緒にいられるのなら……俺は、全てを捨てても良い。
きっと、俺と捺海が一緒にいれるのは……
残り後、少しだけ。
俺は……最愛の女を手放さなければならない。
もし、反論しても……それは逆効果になってしまう。
満里南と婚約を決めてからと言うもの……
麗子と親父からの手段を選ばない手口に満里南は、変わってしまった。
出会った頃より、痩せ細り顔は真っ青になり精神的に追い詰められた。
そんな風になっても満里南は、俺に付いて来てくれた。
だけど、それが甘かった。
満里南は、俺といる時いつも無理して笑うんだ。
その無理して笑った表情を見る度に悲しい気持ちになって……罪悪感しか感じなかった。
なのに、俺は……満里南といたいから……離れなくないから別れなかった。
俺の我がままで……満里南は、変わってしまった。