リア充撲滅部
「あいつが早退するとか珍しいわね、きもちわるい」


「まあまあ、真一だってたまには早退したい時もあるんだろうさ」


「おいお前ら、勝手に俺を早退扱いすんなよ!」


「あ、なんだいたの」


テーブルのをはさんで向かいのソファーにいる真一を見て華蓮は
いかにも真一がそこにいたのを知っていたかのように、平然と言った。


「最初っからいたわ!!大体、暇だからってオレをネタにしてマジ演技すんのやめてくんないかなあっ!?
しかも、優に早退扱いされて軽くへこんだわっ!」


「うわー」


といって華蓮は向かいで騒いでる真一を軽くジト目で見て、優と一緒にヒソヒソ話をはじめた。


「きいた?今の、真一クン優の言葉でショックうけたんだってー」


「きいたきいたーまったく、メンドクサイヨネー。」


華蓮のヒソヒソ話に優も読んでいた本を閉じ、ノってきた。
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