狼に囲まれて♥
ちょっと待った後戻ってきた結城の手には、たい焼きがあった。


「ん、やる」


「ありがと」


さっきまでの意味わからない行動はこれだったのか。


ん♪この鯛焼き美味しいな。
つい口元が緩んじゃう。


「…」


「?」



さっきから見られてるのは気のせい?


「ちょ、」


どんどん顔が近づいてくるんだけど!


ペロッ


「ひゃっ!」



「あんこ付いてた」


だ、だからって口元舐める事ないじゃん!


ん?何コイツ肩揺らして笑ってんのよ。


「顔真っ赤、お子ちゃまみてぇー」


なっ!


もう、バカにしすぎ!

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