狼に囲まれて♥
「あのさ、抵抗とかしないわけ?」




放心状態で今何もできないわ!




「どうせ、俺の顔が目当てなんだろ?
ったく、女ってメンドくせえ。
外見に騙されてよってきやがって。」




「それはさ、アンタが全然自分を知ってもらおうとしないからじゃないの?
自分が殻に籠って自分の事知ってもらおうとしないくせにエラそうな事言ってんじゃないわよ。もー、帰る!」




なんなのよ、アイツ。


ムカツクー!!


アイツにちょっとでもカッコイイって思った自分がバカだった




「ただいまー!」




「おかえり、桜ちゃん?」




この声って・・・?




「ママママ!!!!
何で勇人が家にいんのよ!」




「何でって、近所だし、家族ぐるみの付き合いなんだから居てもおかしくないわよ」




「だからって・・・」




合コンの事・・・バレてないよね?




「私、自分の部屋行く。」



「僕も」




私が部屋に向かうと勇人もついてきた。
な、何で!


< 8 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop