悪魔の君(仮)
「「「「さっぱりわからん」」」」

竜「手分けして聞きこみすればいいじゃん」

こうして始まった人探し

みんなまだどこを探そうか検討中でその場から動いていない

俺(竜)たまたま通りかかった女の子に聞いたら

「知ってますよ? この子有名じゃないですか(笑)」

「名前なんて言うの?」

「本郷 みお(ほんごうみお)」

って一人の女の子が言ったら、隣にいた友だちが

「えっ? 宮本 若じゃないの?」

お互いに意見が違うようだ

何かがおかしいこの女

大半のやつらにこの女の名前を聞いたら全部違う名前だった

この女の本当の名前はなんなんだよ?

考え事をしていると携帯が鳴った

兼からだ

「あの女見つけたよ。 立ち入り禁止の屋上」

みんな立ち入り禁止の屋上へ急ぐ

空「本当なのかその情報?」

兼「立ち入り禁止の屋上にいる姿を見たから」

美「早く!仕返しがしたい」

竜「すごいな、あの女全部名前が違った」

森「何かわけがあるようだな」

やっと立ち入り禁止の屋上に出た

ここに来るまでにすごい数の階段を上った

あの女、こんなに上って疲れないのか?

さすがの不良たちも息が上がっている

ギィー ガチャ

辺りを見和ましても女の姿はなかった

竜「いなくないか?」

兼「いや、この上にいる」

「「「「はっ?」」」」

兼「あまり声を出すな」

森「なんで?」

兼「寝てるらしいから」

美「へぇ~ 都合がいいじゃん」

不良たちははしごを上った

兼の言うとおり女は寝ていた

美「ねぇ? 空 この子どうすんの?」

空「別に?ただ今後こんなことしたら許さないよって言わなきゃね」

空が笑っていない

久しぶりに切れている感じだ

竜「どうやっておこすの?」

「最初から寝てないんだけど(笑)」

「「「「「えっ?」」」」」

「さっきからうるさいな~っておもったら、不良さん達か。何?仕返し」

この言葉で不良たちみんなむかついた

みゅーはわざと挑発している

分かっているけど

ムカツク

空「もうこんなことしないでね」

「じゃ、私にそんなことさせないでよ?」

美「はっ?」

「あんたらのせいでうちの仕事が増えるんだよ。今日みたいなことされたくなかったらちゃんと授業受けてください」

森「それは嫌だ」

「そうか、でも うん?」

兼「何かあるならはっきり言え」

「私はもうあなたたち捕まえるのあきた、だから もうしない」

不良たち全員ブチギレ

空の顔がヤバい

竜「テメェ 女だからって調子こいてんじゃねぇぞ」

「・・・。そうだね 今日のことはゴメン でも、ちゃんと授業は受けてください」

そう言って女は頭を下げ、この場から離れようとしている

竜が女の手をつかんだ

「何かまだ用ですか?」

竜「あんたに聞きたいこといっぱいあるんだけど」

「じゃ、聞かないでください(笑)」

兼「それもうだな 聞きたいことがいっぱいある」

「聞かないでって言ってるじゃんか」

森「兼がいついも使ってる空き教室にでも連れて行くのか?」

兼「そうするか」

すると、女はいきなり竜に溝うちをかました

竜は地面に倒れた

「ごめん、でも もう私にかかわらないで」

女はそう言って走って行った

もちろん兼がおいかけていく

他の仲間たちは竜の支える





兼と謎の女(みゅーのこと)鬼ごっこが始まった

女は軽やかに階段を下りていく

兼「まてよ」

「まてっていったら待つ人いないでしょ?」

兼「じゃ、どうやったら走るのを辞めてくれる?」

「あなたが走るのをやめたらね」

そう言われたので、走るのを辞めた

女も走るのを辞めた

兼「あんた何者?」

「だから、質問しないで」

兼「こうなったら、校長に聞くしかないな」

「いいんじゃない?」

兼「その余裕な態度ムカツク」

「じゃ、どうしろと?」

兼「普通にできないのか?」

「これが私の普通だけど? 何か文句ある?」

兼「悲しい奴だな」

「そりゃどうも」

俺は謎の女を追うのを辞めて校長室に向かった

コンコン

兼「失礼します」

校長「どうぞ」

兼「あの、この女の人知ってますか?」

校長「知ってるよ?」

兼「この人のこと教えてほしんですケド」

校長「無理です、知りたいなら彼女から聞けばいいじゃない」

兼「それが無理だから、あなたに頼みに来てるんです」

校長「残念ながら、手を貸せないわ」

兼「なぜですか?」

校長「私はあの子の味方だからよ」

兼「そうですか、失礼しました」






< 14 / 32 >

この作品をシェア

pagetop