危険な瞳に恋してる
 わ……わたしっ!?

 そ、それは……紫音のコト、とっても好きだし。

 えっちどころか、ちゃんとしたキスもまだだけど。

 今日の、ここに来るまで、結構、色々触られちゃってるし……

 何があってもいいように、下着も可愛いのをつけては、きたけれど。





 ……正直に話すと。




 ……確かに本当は、いきなり、ホテルじゃなく。

 もう少し、段階を踏んで欲しかったかも。

「嫌なら、はっきり嫌、って言わないと、後悔するよ!?
 もし、はじめてだとしたら、特に……」



 ……そうだね。





 あきらクンに、言われるまでもない。






 長く付き合って、行こうとするならば……







 大切なコトは、ちゃんと、伝えなくちゃ、ダメだ。




 わたしは、きゅ、と手を握った。




 大丈夫。





 ちゃんと話さえすれば、紫音は待ってくれる。






 嫌って言ったからって。




 わたしのコトを嫌いにならないで……いてくれるハズだ。
 
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