危険な瞳に恋してる
……うん。
一応、知っている。
わたしは、まだ。
倒れる前からつけたままになっている、紫音の雫の首飾りに触れて。
口からでまかせが、成功するように、祈った。
「……婚約する……イベント……ですよね……?」
自分で言って、ぼんっと赤くなる。
……ごめん、紫音……!
勝手に、変なコトを言いだして……
でも、わたし。
これしか、思いつかなくて……!
わたしのコトが気に入らないのなら。
ホントはイヤだけど、すぐ、婚約解除していいから……!
心の中で紫音に謝りながら。
でも、成瀬刑事さんには。
強気に、しっかりと宣言しなおした。
「わたし……!
実は、村崎先生と、婚約したんです………!」
一応、知っている。
わたしは、まだ。
倒れる前からつけたままになっている、紫音の雫の首飾りに触れて。
口からでまかせが、成功するように、祈った。
「……婚約する……イベント……ですよね……?」
自分で言って、ぼんっと赤くなる。
……ごめん、紫音……!
勝手に、変なコトを言いだして……
でも、わたし。
これしか、思いつかなくて……!
わたしのコトが気に入らないのなら。
ホントはイヤだけど、すぐ、婚約解除していいから……!
心の中で紫音に謝りながら。
でも、成瀬刑事さんには。
強気に、しっかりと宣言しなおした。
「わたし……!
実は、村崎先生と、婚約したんです………!」