ヒロシ君へのlove letter【短編】
「…もう1回。」

「え…?」

「…もう1回、キスして?」

私は思わずそんなことを口走っていた。

私…何てことを…。

「…あっ…違っ。」

「…違うの?」

ヒロシくんの顔は近づいてきた。

もう唇は触れちゃいそう。

「…違…くない。」

もう私、恥ずかしすぎる!
お嫁に行けないよー!

「…目閉じて。」

私は言われた通りに目を閉じた。

チュッ

また軽いキス。

目を開けようとしたとき…

もう一度唇が触れた。
…さっきよりも深いキス。

「…んぁ…」

苦しくて思わず声が漏れた。

ヒロシくんのキスはもっと激しくなる。

んんっ…?!
これってディープキスってやつじゃ…。

「…んぁ…んっ…」

苦しくて、ドキドキして…頭がクラクラする。
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