ヒロシ君へのlove letter【短編】
私たちは先輩後輩なんて感じはなく、良いのか悪いのか…兄妹みたいな感じだと思う。

「敬語、使わないで。ヒロシ先輩じゃなく…ヒロシくんって呼んで。」

最初そう言われたとき、正直戸惑った。

だってさすがに失礼じゃない?

いくら本人からのお願いだからって…。

でも…

「ね?お願い。」

顔の前で手を合わせてお願いしてくるヒロシくんを…純粋に可愛いと思った。

最初はただそれだけだったのに…

放課後にヒロシくんと当番のときは、すっごくワクワクしてて…放課後が待ち遠しかった。

ヒロシくんを知るたびに、どんどんヒロシくんに惹かれていった。


今は9月中旬。
もうそろそろ、前期の委員会が終わってしまう。
ヒロシくんとの唯一の関わりが…無くなってしまう。
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