ヒロシ君へのlove letter【短編】
それにヒロシくんは受験生。

今伝えないと…もう言うタイミングは無い気がした。

だからラブレターを書いたのに…。

「…やっぱり今日はもう帰ろう。」

もう外は暗くなっている。
時計は5時半を回っていた。

昨日、一昨日とこの繰り返し。

明日こそ入れよう!と思うのだが、行動に移せない。

そんな自分にイライラする。

本当に本当に本当に…

明日こそは入れよう!

そう決意して、自分の下駄箱に向かった。


靴を履き替えようと自分の下駄箱を開けた時…

「これ、君の?」

急に誰かに話しかけられた。

ゆっくりと声の方向に向くと、そこには先輩らしき男の人が立っていた。
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