アンサツシャ


レイン「ジャック・オークウッドだな?」



 ジャックの前に姿を表してレインが言う。



ジャック「……何だ貴様?」


レイン「お前に恨みはないが、この世の為に死んでもらう」



 そう言ってレインは銃を出した。



ジャック「……お前誰にもの言ってるか分かってるのか?
どうやってここまで入ってきたかは知らんが……。

撃ち殺せ!」



手下「は!」



 手下二人は銃を出し、レインに向けて構える。
 だが、その瞬間銃声が鳴った。



 手下は悲鳴を上げてその場に倒れる。
 手下が銃の引き金を引く前に、レインは二人の肩を撃ち抜いていたのだった。


 その電光石火のようなレインの早撃ちに、ジャックは驚く。



ジャック「なっ! テメェ……。

……ん? そ、その金色の銃。
まさかテメェ『グロリア』の……」



 ジャックはレインの持っている銃を見て言った。



レイン「へぇ、よく知ってるな。
まぁ今から死ぬ奴には関係ないがな。
……じゃあな、ジャック」


ジャック「ま、待て!」



 レインはためらいなく引き金を引いた。
 銃声は庭や家に響き渡る。
 銃弾は眉間に命中し、ジャックは椅子から転げ落ち倒れた。



レイン「……任務完了」
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