アンサツシャ


 ジャックの手下を振り切った後、レインはルクセンと言う町の市街を通りかかる。

 ふとガソリンメータを見て燃料が少ない事に気付き、近くのガソリンスタンドに寄った。



店員「オーライ、オーライ!
はいー、いいですよー!
いらっしゃいませ!」



レイン「ハイオク満タンで」


店員「わかりました! ありがとうございます!
窓の方は拭いてもよろしいですか?」



レイン「給油以外触らないでくれ。

サービスステーションにいるから、給油終わったら教えてくれるか?」



店員「はい! わかりました!」



 レインは車を降りて、サービスステーションに煙草を吸いに行った。

 店内に入り、ベンチに腰かける。
 すると店内にいた店員が話しかけてきた。



店員「いい車乗ってますね、外車ですか?」



レイン「ん? ああ……外車。日本車だよ」



 煙草に火をつけながらレインが話す。



店員「へー、日本車ですか。いいですねー。日産ですよね?」



 店員が珍しそうにガラス張りになった店内から、給油しているレインの車を見る。



レイン「ああ」



店員「でもこっちでは見ない車種ですね」



レイン「ああ、こっちでは販売してなかったからな」



店員「へー」


 店員と話している途中で自動ドアが開いて、給油をしていた店員がサービスステーションに入ってきた。


店員「すみません、給油の方終わりました!」



レイン「どうも。支払いはカードで」



店員「はい! ありがとうこざいました!」



 レインはサービスステーションを出て車に向かった。
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