アンサツシャ


恋華「……ねぇ、殺し屋やってるの?」



 恋華は小さな声でボソッと言った。



レイン「!!」



(ゲッ、やっぱり聞かなかった方がよかったのかな)


 レインがビックリして振り返ったのを見て、恋華は驚く。



レイン「お前どこまで知ってる?
どこまで読んだ!?」



恋華「ど、どこまでって、所々しかわかんないよ」



 レインの声に驚きながら恋華が言った。



(やっぱりこの人怖いー)


レイン「……」



恋華「……人殺しはダメだよ。たとえ仕事でもどんな理由があっても。
レインさんいい人なんだからヤメて欲しい」



 レインの目を見ながら、真剣な表情で恋華が言う。


レイン「いい人って、お前が俺の何を知ってる?」



恋華「だってウチを助けてくれたじゃん。
心まで悪に染まった人がそんなことするわけないよ」


レイン「……俺はお前を始末しなきゃならない。秘密を知られたからにはな」



 レインは、腰に巻いているガンフォルダーから銃を出した。
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