アンサツシャ
シャリオ「……まぁ今日呼び出したのは他の用事でよ」
レイン「……他の用事?」
シャリオ「ああ、お前がこの前潰した組織が他のでかい組織と繋がってるらしくて、その組織がお前の事探してるみたいだぜ。
せいぜい気を付けな」
レイン「何だ、そんなことか。そんなのこの仕事やってればいつもの事だ」
シャリオ「まぁそうだが……。
だが、今回相手が相手だけにな。
シオンって奴がその組織のリーダーだとよ」
レイン「……」
シャリオ「まぁ話はそれだけだ。
俺は明日仕事だからそろそろ帰るぜ。
マスター、レインの分も俺にツケといてくれ」
そう言い、シャリオは席から立ち上がる。
マスター「またツケかよ……。お前らのどっちにツケても同じことだろ。
まったく……」
シャリオ「ごちそうさーん」
シャリオは手を振りながら店から出ていった。
マスター「……シャリオの奴、珍しく人の心配してたな」
レイン「ああ、明日雷でも落ちるかもしれねーな。
店気を付けた方がいいかもよ?」
マスター「まったくだ。
お前もそうだが、次あいつに会ったらそろそろツケ払えって言っといてくれ」
レイン「え? ああ。
じゃあ俺もそろそろ帰るわ」
マスター「今日は帰り早いな。じゃあ、また」
レインは席を立ち、店を後にした。