アンサツシャ
食事ができるスペースがガラス張りになっていて、そこから見ていたのか慌てて帰って行った客を見るなり店員と他の客から拍手がおこった。
恋華「ありがとーレインさん!」
レイン「……別に耳障りだっただけだ。
じゃーな」
そう言って、レインは自分の車の方に歩いて行った。
恋華「あっ、ちょっと!
……行っちゃった」
(……また助けてもらっちゃったな)
店に戻ると店員が寄ってたかって聞いてきた。
店員「ねーねー、話してたけど今の恋華さんの彼氏? 格好いいじゃん、ホストみたーい」
店員「何で今まで隠してたの? ねー紹介してよー」
恋華「もー、違う違うー、違うんだって!
ヤバイって、お客さん並んでるから急がないと」