君が綴る物語(仮)
アイツは、ワイシャツのボタンを第三まで開けている。
そして首元にはジャラジャラと光るシルバーアクセサリー。
その上、顔は男らしいけど美人系なイケメンで女好き。
まさに、俺のホストイメージにぴったり当てはまる奴だよ。
「おまえさぁ……もっとちゃんと服着なよ」
呆れ気味にそう漏らすと、
「別にいいじゃねぇの。服着てるんだからー、全裸じゃねぇんだし」
は?
いやいや、んなことしてたら捕まるだろ、普通に。
「そういう問題じゃないから……先生とかに目付けられるんじゃない?俺はそういうの御免だからね」
もう、コイツに巻き込まれるのは御免だ。