いつかの君と握手
ああ、やっぱりあたしの日常ってこっちだよな。うん。
やっぱヒロイン無理だわ。
「ネコの好きなあんこ入りのやつだぞー。勿論こしあんだぞー。食わんか、すあまー」
「…………」
「葛きりもあるぞー? 黒蜜黄粉だぞー?」
「……たーべーるぅー」
おでこをさすりながら言うと、「じゃあ支度しとくからのー」とご機嫌な声がした。
こういうときはのんびりお茶するほうがいいかもしんない。
どうも心の調子が思わしくないし、一旦リセットすることが大切だよな、うん。
まあ、こぶ茶にすあまって何だかちょっと悲しい気もするけど、両方好きだし、いいや。
黒蜜黄粉がたっぷりの葛きりも大好きだし。
って! ダイエットどうすんだ!
……明日から始めます。
「じーちゃーん! 先週の鳴沢様見るからそれも用意してぇぇー!」
叫ぶように言うと、「もうしとるわい」と返ってきた。
じいちゃん、いつも仕事が早くて素敵です!
とにかく着替えるか、と気持ちを切り替えるように勢いよく立ち上がった。
やっぱヒロイン無理だわ。
「ネコの好きなあんこ入りのやつだぞー。勿論こしあんだぞー。食わんか、すあまー」
「…………」
「葛きりもあるぞー? 黒蜜黄粉だぞー?」
「……たーべーるぅー」
おでこをさすりながら言うと、「じゃあ支度しとくからのー」とご機嫌な声がした。
こういうときはのんびりお茶するほうがいいかもしんない。
どうも心の調子が思わしくないし、一旦リセットすることが大切だよな、うん。
まあ、こぶ茶にすあまって何だかちょっと悲しい気もするけど、両方好きだし、いいや。
黒蜜黄粉がたっぷりの葛きりも大好きだし。
って! ダイエットどうすんだ!
……明日から始めます。
「じーちゃーん! 先週の鳴沢様見るからそれも用意してぇぇー!」
叫ぶように言うと、「もうしとるわい」と返ってきた。
じいちゃん、いつも仕事が早くて素敵です!
とにかく着替えるか、と気持ちを切り替えるように勢いよく立ち上がった。