Raindrop~Mikoto side
途中で記憶がなくなって、朝になったら何を話していたのかなんて全然覚えていなかったけれど。
目が覚めて、一緒に床に転がって眠っていたアキちゃんを見たら、自然と笑顔と涙が零れてきた。
大丈夫。
うん、大丈夫だよね。
私が大事だと思う人は、ひとりじゃないんだから。
まだまだ涙は溢れてくる。
すぐには気持ちは切り替わらない。
だけど前を向いていこう。
時々寂しい雨の夢を見て、まだ涙を零しながら目覚める朝はあるけれど。
少しずつ、少しずつ。
前に進めている気がした。
そんな風に気持ちが前に向きだすと、事態は好転していくものなのだろうか。
グルコンは大成功、橘兄弟のレッスンも相変わらず楽しいし、自分のコンサートの準備も順調に進めていたある秋の日。
父から呼び出された。
目が覚めて、一緒に床に転がって眠っていたアキちゃんを見たら、自然と笑顔と涙が零れてきた。
大丈夫。
うん、大丈夫だよね。
私が大事だと思う人は、ひとりじゃないんだから。
まだまだ涙は溢れてくる。
すぐには気持ちは切り替わらない。
だけど前を向いていこう。
時々寂しい雨の夢を見て、まだ涙を零しながら目覚める朝はあるけれど。
少しずつ、少しずつ。
前に進めている気がした。
そんな風に気持ちが前に向きだすと、事態は好転していくものなのだろうか。
グルコンは大成功、橘兄弟のレッスンも相変わらず楽しいし、自分のコンサートの準備も順調に進めていたある秋の日。
父から呼び出された。