Raindrop~Mikoto side
「これを飲んだらそろそろ西坂さんにお迎えに来てもらった方がいいかしらね」
残念だけれど、あまり遅くまで引き止めるわけにもいかないし。
そう言って私もグラスに口をつける。
そして、舌と喉を通り過ぎるオレンジジュースに違和感を覚えた。
こ、これは!
「か、和音くん、駄目、飲んじゃ……!」
慌てて和音くんの持っているグラスを取り上げる。
まだ残っていたオレンジ色の液体が、グラスから跳ねて辺りに飛び散った。
それは、ジュースではなかった。
お酒だった。
何故冷蔵庫にお酒が?
最近飲んでいないし、買っていないのに……と考えて。
昨日アキちゃんがちょっと寄って行ったときに、飲み物を色々と置いていってくれたのを思い出した。
「あの、違うのよ、私が飲むために置いておいたものじゃないのよ、昨日アキちゃんが来たときに忘れていったもので……」
残念だけれど、あまり遅くまで引き止めるわけにもいかないし。
そう言って私もグラスに口をつける。
そして、舌と喉を通り過ぎるオレンジジュースに違和感を覚えた。
こ、これは!
「か、和音くん、駄目、飲んじゃ……!」
慌てて和音くんの持っているグラスを取り上げる。
まだ残っていたオレンジ色の液体が、グラスから跳ねて辺りに飛び散った。
それは、ジュースではなかった。
お酒だった。
何故冷蔵庫にお酒が?
最近飲んでいないし、買っていないのに……と考えて。
昨日アキちゃんがちょっと寄って行ったときに、飲み物を色々と置いていってくれたのを思い出した。
「あの、違うのよ、私が飲むために置いておいたものじゃないのよ、昨日アキちゃんが来たときに忘れていったもので……」