Raindrop~Mikoto side
「あ、の……。ありがとうございます」
戸惑いながらも礼を言うと、一条隆明はニコリと微笑んで向かい側のソファに腰を下ろした。
「初対面だからと硬くならずに、楽にしていて構わないよ。俺もプライベートではリラックスしたいからね」
「分かりました……」
頷いてソファに腰掛けると、正面から一条隆明を見据えた。
「あの、父からは今後のことについて、直接貴方と話し合うように言われているのですが……」
「ああ、うん。と言っても、大体こちらで決めさせてもらっているんだ」
と、大きな白い封書を手渡される。
「これからのスケジュール予定はそれに全部入っているから。婚約発表は来月5日。ウチの50周年パーティでやるからね。ドレスはこちらから贈るようにするけど、時間がないのでここに採寸の者を呼んでいるから。後で宜しく」
「はい」
「肝心の結婚式だけれど……6月を予定している。それに合わせて君もコンサートの調整を行ってもらえるとありがたいね」
「分かりました」
戸惑いながらも礼を言うと、一条隆明はニコリと微笑んで向かい側のソファに腰を下ろした。
「初対面だからと硬くならずに、楽にしていて構わないよ。俺もプライベートではリラックスしたいからね」
「分かりました……」
頷いてソファに腰掛けると、正面から一条隆明を見据えた。
「あの、父からは今後のことについて、直接貴方と話し合うように言われているのですが……」
「ああ、うん。と言っても、大体こちらで決めさせてもらっているんだ」
と、大きな白い封書を手渡される。
「これからのスケジュール予定はそれに全部入っているから。婚約発表は来月5日。ウチの50周年パーティでやるからね。ドレスはこちらから贈るようにするけど、時間がないのでここに採寸の者を呼んでいるから。後で宜しく」
「はい」
「肝心の結婚式だけれど……6月を予定している。それに合わせて君もコンサートの調整を行ってもらえるとありがたいね」
「分かりました」