Raindrop~Mikoto side
そうしているいちに夕方になり、花音ちゃんのヴァイオリンレッスンを開始する。
終わる頃には学校から拓斗くんが帰ってきて、交代した。
「宜しくお願いしますっ」
ぺこり、と頭を下げて、今日もお行儀の良い拓斗くん。
「はい。それでは、コンクール曲の練習をしていきましょう」
「はいっ」
はきはき答えてはいるけれど、少し緊張しているのか動きが硬い。
構えようとした弓を取り落としてあわあわしている。
花音ちゃんのもじもじした姿といい、なんてかわいい兄妹なのだろうと微笑ましくなった。
それでも弾き始めるとやはり緊張のかけらもない堂々とした演奏を聴かせてくれる。
本番に強いタイプかも。
そうして一時間ほどレッスンをして、今日のレッスンはここまでにする。
「それじゃあ、今日はここまでね」
「はいっ。ありがとうございましたっ」
ぺこりと頭を下げた後は、またぎくしゃくした動きに戻り、ヴァイオリンをケースにしまうのも手間取っている。
……うーん、かわいい。
終わる頃には学校から拓斗くんが帰ってきて、交代した。
「宜しくお願いしますっ」
ぺこり、と頭を下げて、今日もお行儀の良い拓斗くん。
「はい。それでは、コンクール曲の練習をしていきましょう」
「はいっ」
はきはき答えてはいるけれど、少し緊張しているのか動きが硬い。
構えようとした弓を取り落としてあわあわしている。
花音ちゃんのもじもじした姿といい、なんてかわいい兄妹なのだろうと微笑ましくなった。
それでも弾き始めるとやはり緊張のかけらもない堂々とした演奏を聴かせてくれる。
本番に強いタイプかも。
そうして一時間ほどレッスンをして、今日のレッスンはここまでにする。
「それじゃあ、今日はここまでね」
「はいっ。ありがとうございましたっ」
ぺこりと頭を下げた後は、またぎくしゃくした動きに戻り、ヴァイオリンをケースにしまうのも手間取っている。
……うーん、かわいい。