Raindrop~Mikoto side
「……」
そこまで考えて、ふと、気づいた。
鐘の音。
実際に聴いてみたら……どうだろう。
小さな鈴のようなものから、大きなものまで。和音くんが望むような音を一緒に探し出して、それをイメージしながら弾くというのは……。
どくん、と心臓が動いた。
鐘なら、ある。
教会に行けば……。
ちょうど明日は、盛大に鳴らされる……はず。
「そう、分かりました。じゃあねぇ……明日の予定は空いてる?」
そう訊ねる私の心臓は、苦しいくらいに脈打っている。
笑顔を作り続けるのが辛いくらいに。
「僕ですか? ええ……特に予定はありませんけど」
和音くんがそう答えた瞬間、私の中で覚悟が決まった。
「じゃあ明日、私とお出かけしましょう」
「……は?」
「私とデート、してくれる?」
そこまで考えて、ふと、気づいた。
鐘の音。
実際に聴いてみたら……どうだろう。
小さな鈴のようなものから、大きなものまで。和音くんが望むような音を一緒に探し出して、それをイメージしながら弾くというのは……。
どくん、と心臓が動いた。
鐘なら、ある。
教会に行けば……。
ちょうど明日は、盛大に鳴らされる……はず。
「そう、分かりました。じゃあねぇ……明日の予定は空いてる?」
そう訊ねる私の心臓は、苦しいくらいに脈打っている。
笑顔を作り続けるのが辛いくらいに。
「僕ですか? ええ……特に予定はありませんけど」
和音くんがそう答えた瞬間、私の中で覚悟が決まった。
「じゃあ明日、私とお出かけしましょう」
「……は?」
「私とデート、してくれる?」