そうして全部溶けてしまえばいい。
「ちょっとー朝乃ー。休みだからってゴロゴロばっかりしてないで!お醤油買ってきて!」
キッチンからお母さんが顔をのぞかせる。
「えぇー…」
あたしはおもいっきり顔を歪ませて不満をこぼした。
「さっさと行きなさい!!!」
その怒鳴り声はたぶん家中に響いて、弟までもゲームをやめさせられた。
弟はもちろん喚いたので部屋中がドタバタでうんざりしたので外の空気を吸いにいくついでに大人しく醤油を買いにコンビニにいくことにした。
黒のスウェットと、すっぴん
それからボサボサの髪のまま。