そうして全部溶けてしまえばいい。
いつの間にか
人の顔色が怖くなった。
世間からはみだすのが恥になった。
個性が大事だと誰もが口をそろえて言うだろう。
でもあたしたちには人にはみえない枠組みが存在している。
年を重ねれば重ねるほどその範囲が見えるようになってきて
そのなかに入ろうと必死になる。
仲間外れはいけません
なんて
小学生で習ったはずなのに
あたしたちは未だにそれを恐れなくてはいけない社会で息をしている。