そうして全部溶けてしまえばいい。


反射的に振り向くとあたしは頭が真っ白になった。




そこに立っていたのは篠原亮だった。


「しっ……篠原…!」

しばらく呆然と篠原のはっきりした顔立ちを見つめる。


篠原はタンクトップにジーンズというシンプルな服装をサラッと着こなしていた。

あたしは自分がスウェット すっぴん 髪ぼさぼさなのを思い出して愕然とする。



しかもコンビニのカゴもって醤油とにらめっこというオプション付き。


< 17 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop