ケータイ小説 『肌』 著:マサキ
あとがき
本作品を最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました。
このあとミオは、マサキとの時間を過ごしながら、教習指導員になるため、就職活動に気合いを入れ直しました。
遠距離恋愛のかたわら、こっそりマサキの小説を買いに行くというエピソードもあります。
そして、無事に希望通りの就職先を見つけ、早い段階で教習指導員になる夢を叶えます。
そこからが、長い戦いとなるはずです。
また、マサキがケータイ小説を書くことにした気持ちなども、ミオと二人きりの時に話したりすることでしょう。
その辺り、詳しいことは読者さまの想像に委ね、終わらせることにしました。
交通事故のおそろしさ。
これは、体験した人にしか分かりません。
知人の方が何度か事故にあい、記憶力に関わる障害を患いました。
身をもって体験したことのない自分には想像しかできない苦しみですが、ご本人の苦悩を聞いていると、ただ、黙って見ているだけなのはつらいことでした。
今回の作品を書くに当たり、その方の悩みを聞かせていただき、そのあとは、後遺症や事故の罰則金、法律について、分からないことがたくさん出てきたため、様々なところで調べました。
不足のないよう細心の注意を払いましたが、説明の足りない部分や実際と違う部分がありましたら、本当に申し訳ありません。
交通事故のこと。
男女の悩み。
オトナの意味。
大学生の主人公·夏川ミオの目線を通して、この物語には、様々なテーマを織り交ぜることを目的に書きました。