ケータイ小説 『肌』 著:マサキ
なぜ、マサキがこんなにも苦しんでいるのか、どれだけ読んでも分からなかった。
小説に詳しく描かれている、私の知らないマサキの社会人生活。
上司との付き合いや、取引先への対応。
それらは、就職したいと願う私に知恵をくれたけど、今は、そんなことより、マサキの気持ちを知りたい。
たとえ、予想通り、私の言動が理由でマサキが追い詰められていたのだとしても、マサキはそれを小説に書かない人だと思う。
この小説を……。
『肌』を最後まで読めば、マサキの内面がわかる……?
知りたい。どうしても。
別れた時以上に傷つくことになったとしても、私は、知らなきゃいけない。