詩集 闇の中の供物
痺れに似てる




 痺れに似てる


返らない問いかけを待ち
戻れない場所に立つ

そこには誰も居ないんだ

焦がれてることを知る
胸の中の暴走する煩悶

それは痺れに似てる

君に愛されたい
愛されたいんだ

すっかり忘れていた
結果などどうでもいい

愛されなくてもいい
愛されたいと言わせてくれ

僕に抱かれたいと
耳元で囁いてくれ






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