僕は自分がどれだけ幸せかを知らない
問十、選抜試験。生き残るのは誰だ?
無事入学した星藍高校。
入って初めて気付いた。
僕はサッカーでボールを取られることなんて滅多に無い。
自慢じゃないが僕はうまいんだ。
そんな僕からボールを取った人がいた。
三年生の椎名 修弘先輩、そして二年の間宮 素直先輩だ。
椎名先輩はU-18日本代表MFで凄い人。
素直先輩も県一のディフェンダーだ。
自意識過剰だが、そこにFWの僕。
凄いチームになるんじゃないだろうか?
そして、椎名先輩はそれだけじゃあない。
人目でわかる。
イケメンだ。
僕みたいな中途半端イケメンとは全然違う。
比べてしまってすいませんと謝りたいくらいだ。
素直先輩も格好いい。
そんなサッカー部なのだ。
女子マネージャーになりたがる人が多いいのは頷ける。
一年の女子150人のうち、50人がサッカー部への入部を希望した。
結構な比率だろう?
もちろんその中には島井も含まれている。
しかし、島井は他の女子たちと目的が違う。
椎名先輩、素直先輩目的の女子マネ(希望)軍団の中で、1人真面目に仕事に取り組んでいることを僕は知っている。
どんなにぶりっ子と呼ばれ、なじられようとも。
頑張っていることを僕は知っている。
そして、今日から選別が始まる。
この選別は、2年3年の女子マネージャーを葬り去った原因なのだ。
さて、ここのサッカー部にはキャプテンでMFのエース椎名先輩と、鉄壁のディフェンダー素直先輩。
だけではなく、『星藍の猫(笑)』こと平坂 鉄平先輩がいる。
GKの彼は、声がでかい。
瞬発力が秀でており、頭の回転も速い。
そんな彼が選別を行なう。
内容はいたって単純。
平坂先輩が、女子マネを怒る、怒鳴る、なじる、脅す、怖がらせる、びびらせる。
「やる気の無いミーハーは要らん!!」
一通り怒ったら、この言葉で締めくくる。
遠くで聞くだけでもその声は怖い。
先生より怖い。
選別が始まってからしばらくして、気付けば女子マネは数人のみ。
もちろん島井は残っている。
そして、今日も…。
入って初めて気付いた。
僕はサッカーでボールを取られることなんて滅多に無い。
自慢じゃないが僕はうまいんだ。
そんな僕からボールを取った人がいた。
三年生の椎名 修弘先輩、そして二年の間宮 素直先輩だ。
椎名先輩はU-18日本代表MFで凄い人。
素直先輩も県一のディフェンダーだ。
自意識過剰だが、そこにFWの僕。
凄いチームになるんじゃないだろうか?
そして、椎名先輩はそれだけじゃあない。
人目でわかる。
イケメンだ。
僕みたいな中途半端イケメンとは全然違う。
比べてしまってすいませんと謝りたいくらいだ。
素直先輩も格好いい。
そんなサッカー部なのだ。
女子マネージャーになりたがる人が多いいのは頷ける。
一年の女子150人のうち、50人がサッカー部への入部を希望した。
結構な比率だろう?
もちろんその中には島井も含まれている。
しかし、島井は他の女子たちと目的が違う。
椎名先輩、素直先輩目的の女子マネ(希望)軍団の中で、1人真面目に仕事に取り組んでいることを僕は知っている。
どんなにぶりっ子と呼ばれ、なじられようとも。
頑張っていることを僕は知っている。
そして、今日から選別が始まる。
この選別は、2年3年の女子マネージャーを葬り去った原因なのだ。
さて、ここのサッカー部にはキャプテンでMFのエース椎名先輩と、鉄壁のディフェンダー素直先輩。
だけではなく、『星藍の猫(笑)』こと平坂 鉄平先輩がいる。
GKの彼は、声がでかい。
瞬発力が秀でており、頭の回転も速い。
そんな彼が選別を行なう。
内容はいたって単純。
平坂先輩が、女子マネを怒る、怒鳴る、なじる、脅す、怖がらせる、びびらせる。
「やる気の無いミーハーは要らん!!」
一通り怒ったら、この言葉で締めくくる。
遠くで聞くだけでもその声は怖い。
先生より怖い。
選別が始まってからしばらくして、気付けば女子マネは数人のみ。
もちろん島井は残っている。
そして、今日も…。