seven kisses
試合が始まった。

敬志のチームは後攻で、一回の表は難なく0点に抑え、攻守交替。



「どう?草野球なんて、見るの初めてでしょ?」

「みんな、けっこう上手なんだね。」

「わりと経験者多いし、本気でやってるチームはかなりハイレベルだよ。」

「敬志のところは?」

「どうだろ?結成したばっかりだから、まだよくわかんないけど、今日の相手はそこそこ強いみたい。」

「ふ~ん。」

「でも、今日は頑張るよ~! 大活躍して、いい気分で、沙絵の作った弁当食いたい。」

「期待してるね。」

「よ~く見とけよ。」
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