seven kisses
「何なら、あの人、実乃里に気があるんじゃねーの?」
「そ、それはないよ。」
「じゃなきゃ、さっきの聞き方おかしいだろ? 弟ってなんだよ。普通、いきなりそう聞くか?」
「違うって答えたんだから、別にいいでしょ?」
「『彼氏です』とは言わなかったけど?」
「言わなくたって、わかるよ。」
「年下に見られるのは仕方ないけど、今のは腹立つ。実乃里がさ、『彼氏です』って即答してくれなかったのもショック。」
「.......だって、言う間もなく、先輩行っちゃったじゃん。」
「言いたくなかったんじゃね?」
「そんなことない!!」
「.......キリねぇな。とりあえず、ここ出ようか。」
「.......。」
「そ、それはないよ。」
「じゃなきゃ、さっきの聞き方おかしいだろ? 弟ってなんだよ。普通、いきなりそう聞くか?」
「違うって答えたんだから、別にいいでしょ?」
「『彼氏です』とは言わなかったけど?」
「言わなくたって、わかるよ。」
「年下に見られるのは仕方ないけど、今のは腹立つ。実乃里がさ、『彼氏です』って即答してくれなかったのもショック。」
「.......だって、言う間もなく、先輩行っちゃったじゃん。」
「言いたくなかったんじゃね?」
「そんなことない!!」
「.......キリねぇな。とりあえず、ここ出ようか。」
「.......。」