恋の行方〜甘い約束〜
『それが気になってるって言うんじゃないの?“好き”って事なんじゃないの?“罪悪感”からじゃそんな気持ちにはならないでしょ?』






『……えぇっ!!?好きなの?』





花梨ちゃんが叫んで聞き返してるのを聞いて、噴き出しそうになった。





普通はそこで気付くでしょ?なのになんで自分の気持ちを聞き返してるわけ?






『どんだけ鈍いんだよ…』




隣でボソリと呟く京平に思い切り頷き返す。






けど…






花梨ちゃんの気持ちはわかった。
本人がこれでもまだ気付いていないっていうなら、俺が気付かせてあげればいい。






「とりあえず教室戻ろう。」




来た時以上に気を使ってばれない様に階段を降りて教室へと引き返す。





花梨ちゃんがはっきりと俺に“好き”と言ってくれるまで、手加減なしで攻めていこう。





…嫌われない程度も把握しとかなくちゃな…




絶対…俺のものにしてみせるよ。
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