恋の行方〜甘い約束〜
そんな私に藍ちゃんは笑いかけながら、お弁当を取りだして、





『今日は天気良いから中庭で食べよっか!』




って、言い出した。






中庭って…ちょっとキツイかも…





けど…ばれたくないし…
中庭でお弁当食べてから保健室に行こうかな?中庭と保健室ってそんなに離れてないしね。






「うん!今用意する…ね…??」







純君が私の前に立って、いきなり制服の上を脱ぎ出した。そして私に手渡して来る。







『ちょっと、持って目の前で広げて?』






「え?」





言われるがままに目の前で広げる。






「こ、こう?」






『もう少し下で広げて。…うんそれくらいかな?』





訳がわからず言われた通りにした私の前で純君が少し体をかがめた。
< 127 / 338 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop