恋の行方〜甘い約束〜
『明日、学校早めに行こうね。その足で満員電車はキツいでしょ?』





「あ、でもね?包帯でしっかり固定されてて全然痛くないんだよ?さすがだよね!」





そう言って立ち上がろうと足に力を入れた。
だってくっつきすぎで心臓の音純くんに聞かれちゃうんだもん!





『駄ー目!無理は禁物。大人しく座ってて。』





グッと回してた腕に力を入れて私の動きを封じてくる。





『…俺からそんなに離れたいの?でも離してあげない(笑)』




「な、何で…」





『俺が花梨とくっついてたいから。駄目?』





耳元で囁くように言われて体がビクッと反応しちゃう。




< 159 / 338 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop