恋の行方〜甘い約束〜
トントンと上から誰かが降りて来る足音が聞こえた。


私はアリサちゃんのお母さんの後ろに隠れる。



『ねぇ。誰かお友達きてるの?花梨ちゃんが、知らない男の人がいるって言ってるけど…』



普通に話しかけるアリサちゃんのお母さん。
と、言うことは、降りて来たのはアリサちゃん?



そおっとアリサちゃんのお母さんの後ろから階段を見る。



『いや。誰も来てないよ?だって引っ越したばかりで俺、まだここに友達いないし。』




降りてきたのは、アリサちゃんの部屋にいた男の人。


上にトレーナーを着て下へと降りてくる。



『花梨ちゃん。やっぱり、純しかいないみたいよ?』



純って?
誰の事??




私はさっぱり話が見えなくて、困惑してしまう。




それは、アリサちゃんのお母さんも同じ様で、困った顔して私とその純君とやらを交互に見てる。
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