恋の行方〜甘い約束〜
『あれ?もしかして耳弱いの?』




弱いの?って聞かれても…



「こんな近くで話しかけられた事ないもん、わからないよ…ひゃあっ!」





ペロリと耳たぶを舐められて思わずヘンな声が出る。




『くすっ。弱いんだね。イイコト知っちゃった。』





や〜ん…み、耳元で話しかけないでよぉ!





『もっと…花梨の事、教えて?』





だ、駄目…純君の行動に…声に、流されちゃいそう…




「わ、私の事より純君の事も教えて!?」





身をよじって耳に息を吹きかけてくる純君から逃れつつ話しかける。





『俺の?どんなことが聞きたいの?』



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