恋の行方〜甘い約束〜
「え、えっと…誕生日とか好きな食べ物とか…あ!前に住んでた所ではどんな生活送ってきたとか…とにかく色々!」





言いながらようやく純君の懐から離れて、目の前にある椅子に座る。





「うん。この方が良い。だって純君の顔見て話が出来るもんね。」





近すぎるとドキドキし過ぎて、どうにかなっちゃいそうだもんっ!





純君は色々話してくれた。




前の学校ではテニス部に入ってた事とか、友達はどういう人だったのかとか…






離れてた分知らない事が沢山ありすぎて、ひとつひとつの話が新鮮で。





純君を少しずつ知る度どんどん好きな気持ちが増えていく…





残念だったのは純君の誕生日がもう過ぎてしまってた事…





先月引っ越しの送別会兼ねて沢山の友達にお祝いしてもらったって話す純君の顔は、





少しだけ悲しそうだった。
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