恋の行方〜甘い約束〜
先生は何故か困ったように笑いながら




『そうだよね。でもがっかりだよなぁ。』





そう言いながら包帯を巻き終える。





ガッカリって何が?





首を傾げて見てる私を見て先生は肩を竦めた。





『わからないならそれでいいよ。気にしないで。』





そんな言い方されたら余計気になるじゃないの!





『彼氏優しそうだね。付き添いで来るなんて。』





「はい…すごく優しいです。」





朝の電車でも私の足に負担がかからないようにって守ってくれたし、学校でもなにかある度すぐに私の側に来てくれて…





クラスの女子も純君のその行動にうっとりしちゃって少し妬けた位なんだ。
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