恋の行方〜甘い約束〜
『んーどっちにしようかな。あー迷うっ。』




何してるのかな?




そーっとドアを開けて覗いて見ると二つのスカートを両手に持って見比べてる後ろ姿。




『純君どっちが好みだろ…』




もしかして日曜日の為に服選んでくれてるの?




上機嫌だったのは足が治ったからじゃなくて、日曜日が嬉しいから?




やば…




凄い嬉しいんですけど…




『新しい服買いに行こっかな…』




「俺はどっちも可愛いと思うな。」




声をかけると振り向いて顔を驚いた顔をした。




『純君!?』




慌てて持っていたスカートを後ろに隠して口をパクパクさせる。




『い、いつからそこにっ!?』




「今さっき。ノックしたんだけど聞こえなかったみたいで、勝手に開けちゃった。」




そう答えてる間にも慌てて服を片付け始める。




よく見るとベッドの上にもたくさんの服が出てて、デートの為に必死に服を選んでくれてたんだと思うとたまらない気持ちになった。

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