恋の行方〜甘い約束〜
『純君がいいなら私も行きたい!純君の友達がどんな人なのか会ってみたいな。』




嬉しそうに笑う顔。




良かった。嫌って言われたらどうしようかと思ったけど。




『純君が前の学校でどんな感じだったのか聞けたらいいな〜。』




純粋に喜んでくれる花梨の事がまた一段と好きになった。

















『純君、私格好おかしくない?』




日曜日




家を出てからしきりなしに尋ねてくる。




「大丈夫。可愛いよ。」




『あー緊張する…。』




俺の友達に会うのが一大事と言わんばかりの様子に笑みが零れる。




「俺の側から離れないでてね。今日の花梨可愛い過ぎるから。」




耳元で言うとポッと赤くなって、小さく頷いた。


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