恋の行方〜甘い約束〜
『ごめん。俺思った事すぐ口に出しちゃうから…。それでよく勘違いとかしちゃうんだ。…さっきのも俺の勘違いだから!』




「気にしてないから!」




ホッとした顔をみせる豊君。




ホントは凄く気にしてる…けど、豊君に悪気はなかったって顔を見ればわかる。



そして私も気になってた事をさりげなく聞いてみた。



「あの…京香ちゃんは?」



『ああ、素振りしてるってさ!純にはさっき会ったからもういいって言ってた。…俺らもそろそろアップしないとな…』




思い出したように言って、純君に声をかけてからコート内へと戻っていく。




私達も試合の見やすい場所へと移動して近くのベンチに腰かけた。


< 195 / 338 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop