恋の行方〜甘い約束〜
『純っ!あなた何してるのっ!』

慌てた声の純君のおばさんに…


『あらぁ…花梨だけじゃなくておばさんにもしてくれない?』


はしゃぐお母さんの声…



『花梨ちゃんは俺のお嫁さんになる子だからしたんですよ。』


お母さんのおねだりもそんな返事で返す純君…



今のって………


もしかして





「キスっ!?」




頬に手を当てながら叫ぶ私を見つめる3人。



『花梨ちゃん。ごめんね?あとで私から叱っておくから。』

『直子さん。気にしないで?純君にキスされた花梨がお礼いうべきよ!』


完全に純君を気に入った様子のお母さん。何で私がお礼言わなきゃいけないのよっ!!



そして…





『花梨ちゃん。俺…昔の約束忘れてないからね?』




そう言って不敵に笑う純君…




「む、昔の約束って…」




『さっきも今も言ったよね?』





言ったよ?確かに聞いた。でも!!



『花梨ちゃんは俺のお嫁さんになるって約束してくれたよね?』
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