恋の行方〜甘い約束〜
テニスコートのある会場の向かいに公園を見つけて、そこへと向かった。




公園内に入ってから、後ろを振り返る。




純君達はまだ出てこない。



私はようやく我慢してた右足を引きずってどこか休めるところを探し、木陰にあるベンチへと座った。




そこで家へと電話をかける。




でもいくら鳴らしても、誰も出てくれない。




お母さんの携帯にかけ直してみたけれど、結果は一緒だった。




「ぐすっ…何で出ないのよ…。」




どうやって家まで帰ろう。



タクシーでも拾って…




でもお金あまり持ってないし、家に帰ってもお母さんがいなかったら支払いも出来ないよ…。


< 214 / 338 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop