恋の行方〜甘い約束〜
ここへ通ってた間、いつもニコニコ笑ってた晃先生。



こんな顔、見たことないよ?




だからこんなにドキドキしてるの?




…けどなんだろ…




このざわざわする感じ。




どこかでこんな感じについ最近もなった気がする。




胸がざわついて…








そう…だ…



あの時と同じ。




吉田くんに2回目の呼び出しがあった時だ。




なんかイヤな感じがしてたのに気付くのが遅くて、あんな事に…




あの時の感じによく似てる…




でも晃先生が?私みたいな高校生相手にする?




……しないよね。




けど…




用心にこした事はないかも…




「あの晃先生、私そろそろ帰ります。」




立ち上がろうとした私の両肩を抑えつけられる。




ドクン…




心臓がイヤな音をたてて鳴り始めた。


< 222 / 338 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop