恋の行方〜甘い約束〜
口を離して、晃先生は首を傾げる。




『…あれ?抵抗しなくていいの?』




その言葉で今のは夢じゃないと思い知らされる。




イヤだ…




私、純君以外の人と…




「ーっ!」




ただ悲しくて…涙が流れ落ちた…。




「なんでこんな事…ヒドイ…」




『だから、気になってたって話したでしょ?好きな子と2人きりで、ましてやそんな可愛い格好見せられたらさ、キスしたくもなるさ。』




そうしてまた私に顔を近づけてくる。




「!!…やあっ…誰かっ!!」




『残念だけど、誰も来ないよ。』




「んん…やめ…っ。…!?」




重ねられた口の中に何かが侵入してきた。




私の口の中をうごめくモノが、晃先生の舌だと気づいた瞬間、全身に鳥肌がたつのを感じた。

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