恋の行方〜甘い約束〜
そしたら絶対ひとりになんてさせなかった。
「俺が…全部…いけないんだ。俺が…っ…」
悔しくて…守ってやれなかった事が悔しくて…
俺が泣いたりしたら、花梨だって困るのに。
ツーと流れて落ちる涙は目を閉じても止められなかった。
繋いでた手に強い温もりを感じて目を開ける。
「花梨…」
両腕で俺の腕に震えながら抱きつく姿が目に映った。
そっと左腕で乱れたままの髪を整えるように撫でると、顔をあげてくれる。
泣きはらした顔で俺を見上げて、首を横に振って口を開いた。
「俺が…全部…いけないんだ。俺が…っ…」
悔しくて…守ってやれなかった事が悔しくて…
俺が泣いたりしたら、花梨だって困るのに。
ツーと流れて落ちる涙は目を閉じても止められなかった。
繋いでた手に強い温もりを感じて目を開ける。
「花梨…」
両腕で俺の腕に震えながら抱きつく姿が目に映った。
そっと左腕で乱れたままの髪を整えるように撫でると、顔をあげてくれる。
泣きはらした顔で俺を見上げて、首を横に振って口を開いた。