恋の行方〜甘い約束〜
『少し照れ臭そうにね、メモに“純君に会いたい”って書いて渡してきたの。

入院してからやっと生気ある顔してくれたのよ。』





おばさんは嬉しそうに話してくれて、少し泣きたい気持ちになった。





俺の考えてるような悪い話ではないのかな。




俺とあって、また浮かない表情にもどったりしない…?




『おばさんロビーで待ってるから、いってあげて?』



背中をそっと押して微笑む顔が花梨の顔と重なって見えた。




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