恋の行方〜甘い約束〜
「ど…してそんな事思うの?」




すると空いてた左手でテーブルの上にあった紙を一枚差し出してくる。





‘声もいつ戻るかわからない私を見て純君、自分を責めるでしょう?

私、それに耐えられる自信がないの

責任感で一緒にいられるのは辛い’





「俺はッ!……花梨の言うとおり、花梨を危ない目に合わせたのは俺のせいだって思ってるよ?

だけど!責任で側にいようなんて思ってない。

好きだから一緒にいたいんだ。

花梨とやっと再会して、ようやく気持ち通じ合ったのに、離れるなんて考えられないよ。」





離れられないんだ。どんな花梨だって構わない。
ただ側にいたいだけ。





「花梨は、俺が側にいたら辛い?

それは離れるよりも辛いこと?

俺の事、もう好きじゃなくなったの?」





そう問いかけるとピクっと体を揺らして、ゆっくりと俺を見上げた。




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