恋の行方〜甘い約束〜
「聞きたい事?何ですか?」






『ちょっ…と待ってね…』




息を整えようとしてる姿に呆気にとられていると





今度はギョッとした顔で私を見て指差す。





『雨宮さん…こ、声!!』






「今少し前に突然治ったみたいで……っ!?」






ぎゅっと強く抱きしめられて、またまた驚く私。




『良かったわねっ!!』






『か、花梨この女性は?』




呆気にとられてたのは純君も一緒だったみたい。





「心理カウンセラーの先生で………あれ?」





名前、聞いてない?




一方的にピアノの話をしてくれたけど、名前を聞いた覚えが、ない。





「あの、先生のお名前って………何でしたっけ?」





もし、私が忘れてるだけだったら、すごく失礼かも。
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